泥棒・詐欺師犯罪例から考える防犯対策

実際にあった泥棒や詐欺のリアルな手口を犯罪者側の目線で物語風にご紹介。犯罪から身を守る手法を身につける参考にお役立てください。

花火大会が終わったあとの会場にチームを組んでサイフや現金を拾いにいく連中

花火大会が終わったあとの会場には、大量のおサイフが落ちている。
そんな噂をたまに耳にするが、実際、チームを組んでサイフや現金を拾いにいく連中が複数存在している。
 基本的に花火会場は暗いうえに、大勢の人間が集まる。例えば、東京隅田川の花火大会で来場者は96万人。一度にそれだけの数の人間が、暗闇の中で、しかも酒を飲んで動き回るのだから、そのうちの何割かがお金を落としても不思議ではない。
 屋台が並ぶエリアには小銭や札が落ちているし、座って花火を観賞する土手や草地にも、現金やときには財布がまるごと落ちていることも。
 花火大会が終わる時間に、下を向いたまま歩き回っている男たちはその連中と見ていい。