泥棒・詐欺師犯罪例から考える防犯対策

実際にあった泥棒や詐欺のリアルな手口を犯罪者側の目線で物語風にご紹介。犯罪から身を守る手法を身につける参考にお役立てください。

金額がケタ違いに多い!賽銭ドロボーは毎月1日商店街近くの稲荷神社を狙っている

両面テープを棒の先にくっつけた賽銭ドロボーが逮捕された報道をときどき目にするが、そのたびに被害額を聞いてタメ息が出る。

だいたいが数百円程度で、多くても1、2千円ほど。これほどリスクとリターンが見合わない犯罪はないだろう。 
なんてことを言いつつも、賽銭ドロボーは多い。ドロボーをやるに当たって、最適な「神社の種類」と「時期」を熟知していると、そこそこの稼ぎが見込めるからだ。どういうことか説明しよう。
世間には様々な神社があるが、商売繁盛のご利益があるとして有名なのは稲荷神社だ。
そのため、商売人のなかには毎月1日、稲荷神社に参拝し、商売繁盛を祈願する人が多かったりする。

お稲荷さん、先月はありがとうございました、今月もまたよろしくお願いしますってな意味合いなんだろう。
重要なのはその際、彼らの投げ入れる賽銭が、かなり高額だという事実だ。少なくても1千円、多くて1万円。

しかも1万円のケースは決してレアではなく、ちょこちょこ見かけるレベルで、とくに神社付近に商店街がある場合、万札率は一層高くなる。
もうピンときただろう。そう、賽銭ドロボーにとって、毎月1日の稲荷神社は文字どおりドル箱なのだ。
全国の稲荷神社関係者さん、毎月1日は賽銭ドロボーに要注意です。