泥棒・詐欺師犯罪例から考える防犯対策

実際にあった泥棒や詐欺のリアルな手口を犯罪者側の目線で物語風にご紹介。犯罪から身を守る手法を身につける参考にお役立てください。

不要になった本や雑誌、新聞リサイクル回収で小遣い稼ぎ

私が実践している小遣い稼ぎをご紹介しましょう。

現在、全国のスーパーやホームセンターなどでは、古紙回収ボックスなるものが至るところに設置されています。

家庭で不要になった本や雑誌、新聞といったものをこのボックスに持ち込むと、リサイクル業者が回収する仕組みになっているのです。
この際、ボックス利用者には特典がつきます。古紙1キロを持ち運ぶたびにポイントがひとつ与えられ、それが500ポイント分たまれば、500円の商品券がもらえるのです。

ちなみに、このポイント制度は全国共通のシステムですが、ポイントの貯め方はボックス設置店によりマチマチです。専用カードを発行し、データ上でポイントを逐次保存していく方法もあれば、毎回発券されるレシートを地味に集めていくやり方もあります。

いずれにせよ、500円の商品券を1枚ゲットするには途方もない量の古紙が必要なわけで、ちまちま自宅にたまった古雑誌や古本を捨てているだけではちっともポイントは貯まりません。あまりに効率が悪すぎますでは、どうするか?
住宅街の古紙回収日に、ゴミ捨て場を片っ端から回ってかき集める? いやいや、夜中や早朝にそんなことをやるのは面倒この上ない。下手すりゃ窃盗でパクられる危険だってあるし、とてもいいアイディアとは言えません。
正解はフリーペーパーです。そう、誰でもタダで持ち帰ることがOKなあの冊子を、ラックからごっそりいただいてしまえばいいのです。

JRや地下鉄の駅構内で。あるいはコンビニや書店、デパートなどで。文字どおり、街中に溢れかえっているフリーペーパーなら、簡単かつ大量に入手可能です。

私の場合、通勤ルートをちょいと工夫し、ほぼ毎日、10数キロ分のフリーペーパーを入手しています。無料の冊子が商品券に変わるなんてありがたい限りです。

※この記事はフィクションであり知的好奇心を満たすためにお読みください。実行されると罰せられるものもあります。