泥棒・詐欺師犯罪例から考える防犯対策

実際にあった泥棒や詐欺のリアルな手口を犯罪者側の目線で物語風にご紹介。犯罪から身を守る手法を身につける参考にお役立てください。

バイク愛好家を狙ったツイッター詐欺師の手口

ユーザーが激増しているツイッター。以下はツイッター詐欺師の手口だ。似たようなことがあったら騙されないように注意をしてほしい。

何を食ったとか誰々と遊んだみたいなつぶやきをしてるアホどもなんて、オレからすれば小遣い稼ぎのカモにしか見えない。バイク愛好家は親切な人が多いツイッターをやってる人ならわかるだろうが、こんな感じのつぶやきをときどき見かけることがある。


︿昨日の夜、自転車が盗まれました。写真のものです。どんな些細なものでもいいんで情報を持ってる人、教えてください﹀


自分の自転車やバイクなんかが盗まれたことを書き込み、広く情報を求めてる主旨のものだ。

このつぶやきに『拡散希望』など併記しておくと多くの人の目に触れる。実際に「どこそこで見かけましたよ」

みたいな返信が来てモノが見つかることもあるらしい。

で、もしこれをウソで書き込めばどうなるか。


︿私のバイクのミラーが盗まれてしまいました… 大事に使ってきたのでスゴク悲しいです。池袋駅近くの駐輪場に置いておいたのですが、どなたか情報を持ってる人いたらお願いします。#拡散希望#盗難#バイクパーツ﹀


 最後の「#(シャープ)」以降は“ハッシュタグ”なるツイッターの機能で、これを入れておけばオレのことを知らない人に目が留まりやすくなるものなので非常に重要だ。この結果、バイク愛好家ってのは親切な人が多いのかときどきまったく知らない人からメールが届くのだ。
『ツイートみました。このたびは大変でしたね。残念ながら情報は持ってないのですが、もし迷惑でなければこちらで余ってるミラーを差し上げましょうか?』
 この優しさにのっかってミラーを送ってもらい、それをヤフオクや街のパーツ屋に売ってしまうわけだ。金額はまちまちだが、2千円から1万5千円程度だろうか。一度つぶやいたら1、2人はこんな感じの返信をくれるので、ありがたいと言うかおめでたいと言うか…。