泥棒・詐欺師犯罪例から考える防犯対策

実際にあった泥棒や詐欺のリアルな手口を犯罪者側の目線で物語風にご紹介。犯罪から身を守る手法を身につける参考にお役立てください。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

犬を恐喝のエサに仕立てあげるワンちゃんの当たり屋

他人の車にワザと自分の車や身体をぶつけ、慰謝料として修理費や治療費を相手に請求する言わずとしれた《当たり屋》の恐喝手口である。その道のプロならいざ知らず、こんなリスキーな犯罪、誰もマネしようとは考えない。当たりどころが悪けりや、骨折も免れ…

ピンピンしてるくせにヘルプマークで身障者用の駐車場を悪用するヤツ

電車やバスで、優先席に座ってる人のカバンについてる、こんなマークを見たことはないだろうか。赤いラバー素材に、白い十字とハートのマーク、これは「ヘルプマーク」と呼ばれている。内部疾患や精神病など、外見からはわからない障害を持つ人が、周囲の人…

職質した警察も 中をあらためにくいレターパックライト

レターパックライトは、コンビニなんかでも簡単に手に入れられて、すぐに相手に小荷物を送れる優れモノだ。ところがこれ、一度封をすると郵便法の関係で、決して本人と宛先以外の人間は開けられない。もちろんプライバシーに配慮してのことだろうが、実はこ…

商品に傷をつけて返金を要求するクレーマー

以前、あるレンタル屋でCDを借りたときのこと。さっそく家に帰り再生してみると、音がブンブン飛びまくり。とても聞けたもんじゃありません。確認したところ、CDの裏側が傷だらけです。 憤慨しつつ店へ向かうと、店員が即座に平謝りしてきました。が、二…

偽毛ガニで儲けるやつら

たらばガニ、ずわいガニ、毛ガニ。ご存知、北海道の名産品である。大きな身で食感重視の〃たらば〃、安さ勝負の灘すわい″、値は張るが味は抜群の〃毛ガニ〃・それぞれ特徴はあるものの、一番人気はやはり毛ガニだ。 毛ガニは主に道東地域(釧路や根室周辺)…

セルフ内見で合いかぎを作って同じアパートの住人を信用させる詐欺師

近ごろの賃貸業界では「セルフ内見」が流行っていると聞く。不動産屋のスタッフが同行せず、客ひとりで物件の内見をできるシステムのことだ。 こういうニュースを耳にすると、俺のような悪い人間は、すぐによからぬことを思いつく。セルフ内見を悪用すれば、…

高級外車の中古車で保険金詐欺する男

私が都内住宅地にある某外車販売会社にディーラーとして入社したのは今から16年前、のことでした。 売れ行きは好調。ー力月 平均10台、利益率にして12%前後 というかなりの成績を収め、ー年 に2回は家族でー週間のハワイ旅 行や都内一流ホテルでのディナー…

闇バイトの中身は架空口座の開設、トバシ携帯の契約だった

〈自宅でできる簡単な郵便物の転送バイト〉インターネットの掲示板に、このメッセージを見つけたのは1月のことだ.覚醒剤だ拳銃だのと怪しい一一毎日飛び交うネット社会では、取るに足らない内容だろう。が、ちょっとした小遣い稼ぎを目論むオレには極めて…

ネットのオンラインショッピングのクレジットカード詐欺の手口

カード詐欺は、もうおいしくないという話をよく聞く。実際等今回の特集で取材した偽造グループの面々も、口を揃えて言った。ウマミはなくなった、と。これも年々増加するカード詐欺の被害に対し、カード会社が本腰を入れてセキュリティを施し始めた結果だろ…

家宅捜索ガサ入れされたら逃げられない

「前にもガサ入れの話があっただ ろう。今回だけはどうなるかわか らないぞ。俺はー人でもガサ状をとれる場にあるんだ」 これには少々説明が必要だろう。 以前、我々の事務所にガサが入るという噂が流れ、記者仲間がら警・ 察筋に探りを入れ、必死に情報を …

生活保護の不正受給がバレるとどうなるのだろうか

生活保護と聞いて、読者はどんなイメージを浮かべるだろうか。病気やケガで働けない人、身よりのない母子家庭、あるいは共働きだが低収入のため子供が養えない大家族、といったところか。 生活保護とは正確にいえば収入。貯蓄が各自治体が定めた必要最低限度…

泥棒・窃盗犯になったきっかけ・手口と半生を語る

「俺、泥棒やってるんだけど、取材する気ない?」昼下がり、編集部に電話をかけてきたその男は間違いなく本物だった。オーラが強烈に発散されていたのだ。 1週間後、某地方都市の駅前・約束の場所に現れた坂下氏(仮名)は、純朴な好青年ヅラをしていた ヤ…

シャブの売人はどうやって覚せい剤を売っているのか

売値はだいたい1グラム2万。新聞とかじや末端はグラム6万なんて書いてあるけど、あんなの大ウソ。 いまは流通量が多いから値崩れしてるんだ。買いたいって客は多いよ。けどオレ、一見の客は断わってる。いつも買ってくれる常連だけで十分だから。常連客は…